個性の大切さを謳いながら欧米との同質化をはかる教育者たちの矛盾

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「日本の教育は全員が右ならえで、個性を大切にしていない」

 

教育評論家たちは、口を揃えてこういいます。

そして

「オランダでは・・・」

「フィンランドでは・・・」

「アメリカでは・・・」

 

欧米で施されている教育事例を伝家の宝刀のようにふりかざし、「日本も欧米と同じようにするべきだ!」と主張します。

 

この主張には矛盾を感じざるを得ません。

「個性個性!」と主張しておきながら「欧米に右ならえ」

 

「日本の教育」という個性を潰そうという主張に他なりません。

教育だけに限りませんが、グローバル=欧米化ではありません。

 

グローバルな世の中だからこそ、欧米人と同じことをやろう!ではなく、日本人としての個性、アイデンティティをしっかり持って世界に通用する人物になっていかなくては欧米人の土俵で欧米人と戦っても勝てません。

 

日本の「ボトムコントロール」スタイルの公教育、「忍耐力」を要する受験システム。これらは世界の教育と比較しても十分に成果を主張できるし、事実世界中の教育の模範ともなっています。

 

各論・総論それぞれの視点での改善や海外から学ぶ姿勢を常にもつことは大切ですが、ただの現状批判の結果、間違えた方向に教育行政がはしってしまい、犠牲になった子どもたちの実例は枚挙に暇がありません。

 

日本で育った個性をネガティブにばかり捉えるのではなく、強みとしてしっかり活かしていきたいですね。

 

 

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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